暮らしの質を考える上で、地元にどんなお店があるかは気になるところ。環境や食品の安全性に意識が高いスーパーマーケットがあると、コミュニティーも影響を受けます。松原佳代さんは、気に入ったスーパーに歩いて行けるところへ引っ越したのだとか。どんなお店なのでしょうか。
今月に入り、ポートランド の地元のスーパーマーケットNewSeasonsMarketから、新たな環境への取り組みが発表されていた。4月22日はアースデー(地球のことを考える日)、ということでこの話を紹介したい。
地元スーパーマーケットが提示したアースデーまでの公約
Big Earth Day News!として、NewSeasonsMarketのサイトに4月6日、こんな一文が加えられていた。
「廃棄物の削減のため、使い捨ての容器に入った飲料水の販売をアースデーまでに廃止する。そして今年中に使い捨てのプラスチック、アルミ、ガラスなどのボトルに入った飲料20万本の販売を廃止する」という公約だ。具体的に想像できるのは、飲料ペットボトルの類。まずは水から始めて、ジュースやその他飲料にも適用していくということだろう。
そもそも、ポートランド の街中には自販機が少なく、私が使い捨てのプラスチック商品を買う頻度は、ポートランド 移住後に極端に減った。わが家からいちばん近いスーパーマーケットがこのNewSeasonsMarketであるため、わが家の暮らしはこのスーパーに引きずられるかのごとく、この2年弱の間に変化していった。
牛乳も瓶を返却できるタイプの商品へと切り替え(スーパーで預かりメーカーに戻している)、ビールもしばしばグラウラーという大きな瓶を持ち込んで近くの飲食店でドラフトを入れてもらう。もちろん、これはコロナ禍で通常営業できなくなった飲食店を応援したいという気持ちもあってのことだ。