忙しいので、簡単な食事でさっと済ませたい。そんなときにあなたは何を食べますか? パスタ、うどん、カレーライス……。そんな「糖質たっぷり」の食べ方がやせられない原因というのをご存知でしょうか。冷蔵庫に、いつでも食べていい「作りおきおかず」があれば、ダイエットはもっと簡単になりますよ!

【作りおきダイエット】
・柳澤英子の「やせる作りおきおかず」1年間で25kg減 ←今回はここ
「野菜の副菜」作りおきダイエット たくさん食べてOK
「肉・魚の主菜」作りおきダイエット 一品でも満足
・5分で完成 作りおきダイエットの弁当・夕食・夜食

運動なし! 1年間で25kgやせた柳澤英子さん

50代でもやせた!
50代でもやせた!
小さいころからぽっちゃりしていたという柳澤さん。食事だけでやせる方法をいろいろ試し、50代で編み出したのも、運動なしのダイエット法だった

 「私もカレーライスやパスタなど、すぐ作れるもの、すぐ食べられるものばかり食べていました」と話すのは、料理研究家の柳澤英子さん。38歳で体重が70kgに(身長は157cm)。

 「あらゆるダイエットを試しました。カロリー制限、豆腐だけ、果物だけ……。その結果、肌はガサガサ、体調が悪くて、ストレスがたまる。やせにくい体になってしまいました」。

 50代に入り、体力の衰えも感じ始めた柳澤さん。「まずは体調を良くしたい」と思ったときに知ったのが、糖質を控えることと、野菜・肉・ご飯の順に食べること。肥満ホルモンのインスリンを出しすぎなければ、必要な栄養をとりつつやせられる、という考え方だ。

 「ご飯好きだから無理」と思いながら3日間試したら、「意外と大丈夫でした」。

 つい食べてしまうおやつも、以前ならいなりずしやシュークリームだったが、「ナッツ、チーズ、アボカド、ゆで卵などを食べました」。体重はするすると落ち、1年後にはマイナス25kg。「栄養が十分とれたからか、髪の毛がしっかりしたり、健康診断の数値が良くなったり。健康的にやせられました」。

 柳澤さんが作る料理のルールは、次のページで紹介する4つ。冷蔵庫には、塩分控えめの野菜のおかず(副菜)と肉や魚のおかず(主菜)を入れておく。「おかずをしっかり食べると、食欲も体も『満たされる』ので、いつもの半量のご飯で十分。我慢していないので、つらくないんです」。

 自身も仕事を持ち多忙な柳澤さんが「簡単だから毎日続けられてきた」というレシピは、どれも数分から20分程度で作れる。週末の夜など1時間あれば、5〜6品が完成! 帰宅して5分で夕食が準備できる。